めふ動物病院週報

宝塚市の動物病院<めふ動物病院>の院長が綴る院内報。 急な休診情報などはホームページよりもこのブログを参照ください。

2014年11月

我が家は、冷凍庫に入ってるものは賞味期限無限ルールです

午前3時にスマホが鳴る。
Facebook 「新しいお知らせが1件あります」
今?

こんにちは。
宝塚市の動物病院、めふ動物病院です。
そしてお知らせ内容は、大概ゲームの招待。
うん。そういうの、いいから。

さて、こないだの記事で書いた結婚式の披露宴で、クジ引き?に当たりました。
当たったものは、四日市名物トンテキだそうです。

そんなこんなで、荷物が届きました。
20141020_085601
まさかの松坂。

イエッフー!!さぷらーいず!グッジョブ!!
松!坂!牛!  松!坂!牛!   大!正!義!
否応無しにテンションが上がります。

松!坂!gy・・?! ん?・・・肉?? 松坂・・・肉?
なにこの歯切れの悪い言い方。

くるっ
20141020_085608

あ!
豚肉(ドンッ!)
20141020_085608c

え?松坂豚とかあるの?
どちらかというと松坂牛寄りの豚?
てか屋号が松坂肉?
つまりサプライズでもなんでもなく、普通に豚?

まぁ冗談はさておき、
家族でおいしく頂戴いたしました。
この場をかりてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
肉のブ厚さに、ともあき君(長男)が
「・・・オトナの、お肉」と言ってました。

今回の教訓は
肉を取り合いながら
「『ボク2歳の2!だから2個食べんねん!』 『ならこっちは36歳の36!だから36個食べるわ!!」
はチョット大人げなかったと思います。

ではまた次回。

「鳥類の診療について」 の追記です

前回の記事「鳥類の診療について」を書いてから環境省のホームページを確認したところ、
11月20日の千葉の検体の確定診断について
高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)であることが判明したそうです。
ちゃんと最新情報を確認せずに記事を書いてしまい申し訳ありませんでした。

この結果を受けて、全国の対応レベルが3段階の一番上、「対応レベル3(国内複数箇所発生時)」に引き上げられました。
以下、環境省のサイトの文言をそのまま転記いたします。無許可だけど。

――――ここから引用―――――――
鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、死亡野鳥に素手で触らない他、野鳥のいる公園等に行った際は、靴で糞を踏まないよう十分注意するなど、「野鳥との接し方について[PDF]」に十分留意されるようお願いします。
――――ここまで―――――――

鳥類の診療について

午前2時にスマホが鳴る。
facebook「〇山△子さんをご存知ですか?」
存じません。

こんにちは。
宝塚市の動物病院、めふ動物病院です。
なんか私の設定が悪いんですかね。


さて、大事な、真面目なお知らせです。

11月13日に東京で、11月19日に宮城で、11月20に千葉で
それぞれ野鳥の死体もしくは野鳥の糞便を用いた検査で、
鳥インフルエンザ簡易検査陽性もしくは鳥インフルエンザウイルス遺伝子の検出が確認されたという報告がありました。
簡易検査ではA型インフルエンザウイルス陽性が確認されたもので、病性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたわけではありません。 確定検査の結果、陰性となることもあります。
遺伝子検査においても、鳥インフルエンザウイルス遺伝子が確認されたもので、病性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたわけではありません。確定検査の結果、陰性となることもあります。

いずれも関西での報告ではありませんが
この報告を受けて、当院では当面の間、いかなる状況においても野鳥および新規での飼鳥の診療受入を中止いたします。
当院に持ち込まれた野鳥・飼鳥が高病原性鳥インフルエンザであった場合
当院の保有する施設設備では防疫が不可能なためです。
地域、患者様、当院スタッフのいずれに対しても十分な対策を取る事は現状ではできません。

また、兵庫県開業獣医師会によると、
鳥インフルエンザの防疫は国家レベルで対応すべき事案であるにもかかわらず、
行政側から、診療施設が負うリスクに対して一切の保障も行わないし関知しないとの通告があったそうです。
地域の防疫に貢献する事により被る人的・経済的被害に対して、個人で対応しろとのありがたい通告ですが、
当院にはそれだけの余裕がないというのも正直なところです。
テレビ報道でご覧になった方も多いかと思いますが、
鳥インフルエンザが発生した場合、施設・病院は閉鎖し、機器もろとも一面が真っ白になるまで消毒薬を散布された後に
「はいどうぞ、あとはご自由に」という行政の対応は到底受け入れることができません。
鳥インフル2

鳥インフル

幸い、兵庫県は毎年獣医師の求人を5~6人ずつ行っています。
相当数の獣医師が兵庫県職員として動物愛護センターや保健所で勤務していると思いますので、
傷ついた、または病気で動けない鳥を見かけられた場合は、決して触ったり近寄ったりせずに
下記窓口の専門家にお問い合わせをお願いします。
阪神農林振興事務所 079-562-8914
兵庫県 農政環境部 環境創造局 自然環境課 野生鳥獣班 078-362-3463
厚労省 健康局結核感染症課 動物由来感染症指導係 03-5253-1111

夜間・休日等は県の防災センターが対応することになっているそうです。

なお、当院で継続治療中の飼鳥の患者様に関しましても、当院内での診療は中止いたします。
今後飼鳥の診療は継続診に限り行い、診療は往診でのみ対応いたしますので、担当医とご相談ください。

今回の教訓は
「何も言えねえ」です。

ではまた次回。

服が縮む能力

こんにちは。
宝塚市の動物病院、めふ動物病院です。

以前のブログで書きましたが、9月に知り合いの先生の結婚式に出席しました。

私は年に1~2回しかスーツを着ることが無いので、ピシッとした格好が苦手で
直前までネクタイはユルめ、ジャケットのボタンも外すというちょっとだらしない感じにしてました。
流石に教会に入る前にはキッチリしなければいけないので
ネクタイをキュッとやって、ジャケットのボタンを留めようと思ったら
お腹が邪魔でボタンが留まりませんでした。

想 定 外 。

色々な意味で焦りましたが
まぁ人前式ということで、ボタンを開けたままで許してもらう事にしました。
09

あれから約2ヶ月たちました。

毎年11月の中旬になると、2日半に渡って大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)をほぼ貸し切って、日本最大級の学会が開かれます。
大概の学会・セミナーに、正装ではなく残念な格好で参加してしまうのが我々獣医なんですが、
この日はさすがに、獣医さんの99%が気合を入れてスーツで参加します。
残り1%の先生は、登山に行くのかな?って格好で参加します。
ごく稀に 「夜中に目が覚めて、トイレに行く途中」みたいな方とすれ違ったりしますが
きっとその方達は、グランキューブに住んでる種族だと思います。

まぁそんな感じで、
スーツ着用の学会に備えて
この2ヶ月は白バラコーヒー牛乳もオヤツも極力控えめにしてのぞみました。
2ヶ月の成果にちょっと期待しながら、ジャケットに袖を通し、ボタンを留めます。
すると何という事でしょう。
ボタンとボタン穴の距離が、2ヶ月前より、さらに、確実に、広がっていました。
ついでにズボンのボタンも。

ま さ か の 事 態 。

「何かがおかしい!何らかのスタンド攻撃を受けているぞ!新手のスタンド使いが傍にいるはずだっ!」
的な。

・・・とりあえず立ってるときは、ボタンを開けたまま上からコートを着て、コートのボタンを留めて目隠しをして、
座った時は、お腹の上にたたんだコートを置いておく作戦で無事学会を乗り切りました。
基本コートを着たまま過ごしたので、汗をかきましたからちょっと痩せたかもしれません。

今回の教訓は、
「でも帰りに551で豚まん2個と焼売6個を食べてしまったら元の木阿弥ですね」
という事で。
食べたい時が食べる時。

ではまた次回。

俺だよ。俺。オレオレ。

こんにちは。
宝塚市の動物病院、めふ動物病院です。

少し前のお昼休みに、傷ついた野鳥を診てほしいというお電話をいただいた事があります。
基本的に多少の傷ならば野鳥・野生動物はそっとしておくのが一番なんですが
大きな怪我をして動けなくなっている時などは、保護対象となる事もあります。
ただし、忘れてはいけないのは、野鳥は身近な動物ですが、ペットとは違うと言う事です。
捕まえに行くと反撃される可能性もありますし、
どんな病気を持っているかもわかりませんので
緊急性が高いと思われる場合以外は、極力触らない様にしてください。
判断が難しい場合は、保護する前に最寄りの動物病院か
県の窓口(農政環境部環境創造局自然環境課野生鳥獣班)あるいは動物愛護センター等に問い合わせてみてください。

そんな感じで、
先日保護されたサギ(?)は開放骨折、というか、翼が千切れかかっている状況でしたので、
骨折を治療しても筋肉や血管を繋いで再生させることは不可能と判断し、断翼手術を行いました。
断翼をすると、当然一生飛べなくなるため、この野鳥が生存競争に勝ち残るのはかなり厳しくなりました。
もっとも、保護された時点で、そもそも生存競争から脱落してしまっていたのを
なんとかギリギリで競争の中に戻せたとも言えるんじゃないかとは思います。
そういう事もあって、保護してくれた中学生(?)くらいの方には、
処置が終わったら保護した場所に帰すとお話ししましたが
保護された場所が下ノ池公園との事でしたので、片翼で生存するには色々厳しい環境ではないかと思い、
私の独断で 「魚がたくさん住んでいて、水深が低く歩いてあっちこっちに渡れて、なおかつ猫などが侵入しにくく、野鳥倍率が低い川」に放鳥することにしました。

放鳥してから数日後、片翼のサギ(?)がウキウキで川の中を歩くのを見かけたので
思わず写メを撮っちゃいました。
怪我した鳥の写真を撮るとかちょっとした不審人物ですね。
彼(彼女?)がそれなりの余生を送れる事を願うばかりです
sagi

sagi2

そしてなにより1時間近くも歩いて保護鳥獣を連れてきてくれた心やさしい中学生(?)に感謝します。
でもサギサイズの鳥は、傷ついていても元気だったら近寄らないでくださいね。

今回の教訓は
「『じゃあ連れてきてください』の前に交通手段を聞いておこう」
という事で。

ではまた次回。