こんにちは。
宝塚市の動物病院、めふ動物病院です。

この一週間は、オドロキの寒さでしたね。
寒くなって乾燥してくると、私は手荒れが一段と酷くなります。
手術時にはその荒れた手に消毒液を刷り込む様にして使うので
これがまさに傷口に塩を塗り込むような感じですから
毎回、痛いー!とか、シミるー!とか叫びながら手術に臨んでいます。
痛みが引いた後は頭がスッキリした感じになるので、修験者の滝行みたいな感じなんでしょう。
とか言ったら怒られますね。

そんなワケで先日皮膚科に行きました。
皮膚科の先生によると私の爪には甘皮が一つも無いそうで、
そのせいで洗剤や消毒薬が爪の根本から入り込んで炎症を起こすそうです。
対策としては、薬品・洗剤を使う時やお風呂に入るときなどに手袋をして保護をする事なんだそうです。
ではどれくらいで新しい甘皮が生えてくるのかというと、なんと2年だそうです。

ギョエ。という顔をしていたら、先生が
「甘皮はそんなにすぐには生えないんですよ」と仰ってくださいましたが、
厳密に言うと、私のギョエ顔は甘皮が生えるのに2年かかる事に対してではなく
2年間手袋生活をするという事に対してでした。
なんとなく、年末年始の手術をしない期間を使って治らないかなーと思っていたんですが、
つまり、本気で治そうとすると
『 当院は私の手の治療の為、2年間休診といたします。』 的な張り紙を出す羽目になりますね。
なんという無理ゲー

とりあえず2年というのは聞き間違えという事にして、春の到来を心待ちにする事にしました。

今回の教訓は
「『あ、じゃあ治るの無理スね』と言われるのが怖くて、
『先生、毎日何回も素手を消毒する仕事をしているのですが、どうすればいいですか』のひとことが言えませんでした。」
という事で。
そして再診では「『なんで最初に言ってくれなかったんですか』と言われるのが怖くてまた言えない」パターンですね。わかります。

そんな感じで、
ではまた次回。